カードローンを借りて満足していてはいけません。その後、しっかり返すのが大事。

きちんと返済日に返していかないと、たちまち信用を損なってしまいます。

それも、指定された額を返済しているだけではもの足りません。積極的に随時返済をしていかないと、利息の負担が多くなってしまいます。

借りる以上に重要な、返済の方法について見ていきましょう。

返済の重要性

返済の方法の前に、返済を滞らせるとどんなに怖いことになるか、これを先にお伝えします。

次のとおり、返済日を守らないことでデメリットが増えていきます。「いつまでなら遅れてもセーフ」という考え方は禁物です。

単純な返済日忘れ・・・将来の限度額増額が期待できなくなる。遅延損害金が発生する。
月をまたいで返済できない・・・個人信用情報に滞納の記録が付く。将来のローンやクレジットカードの審査に影響する。
さらに滞納・・・携帯電話に電話が掛かってくる。無視していると、自宅や、さらに職場にも電話が掛かってくる。
2か月から3か月以上の滞納・・・ブラックと呼ばれる状態になる。5年間は、クレジットカードを作ることもできない。
さらに返さない・・・給与差し押さえや裁判

カードローンの返済の方法はいろいろある

カードローン返済の方法は、ひとつに決めなければならないものではありません。

毎回違う方法で返済しても構いません。

毎月の定例返済だけでなく、余力のあるとき随時返済をおこなう場合も同様です。方法を見ていきましょう。

返済忘れを防ぐのは銀行引落し

銀行カードローンの場合は、毎月ほぼ、引落しによる返済が義務化されています。

いっぽう、消費者金融カードローンの場合は、引落しは義務ではありません。

それでも、返済忘れを防ぐため、引落しを設定することをお勧めします。

引き落としの場合多めに返済できませんが、これは別の方法でおこなえばいいのです。

もっとも、銀行残高が少ないことがある人の場合は、引落し不能になりかねず、逆効果の場合もあるかもしれません。

基本はATMで返済

銀行引落しをしていない人の場合、ATMで、カードを使って返済するのが基本の方法です。

最近ではカードレスのローンが便利になりましたが、やはりカードがあると確実です。

カードローンはどの業者でも、利用者の選択により、毎月1回の返済日が指定されます。

例外として、アコムやアイフルでは、「35日ごと」の返済が選べます。

これは、いつでも返済してよく、返済の35日後に次の返済日がやってくる仕組みですが、実質的にはこれも毎月返済するものと考えていいでしょう。

返済日には幅がありますので、できる限り一定の返済日よりも前の日を、返済日として自分で決めておくことをお勧めします。

プロミスやSMBCモビットなどは、返済指定日の次の日に、さっそく次の月の分を返済しても返済義務を満たしたことになります。ですから、かなり早い日を自分の返済日にしておくと、万が一のときにも返済を忘れる心配がありません。

さて、消費者金融の自社ATMは、自動契約コーナー内にあります。こちらは常に手数料が無料です。

ですが近場にあるとは限りません。多くの場合、銀行やコンビニの、提携ATMを使うことになります。

提携ATMは、原則として手数料が掛かるのでお気をつけください。

手数料は業界統一で、1万円までの入金で110円、1万円を超えると220円です。出金の場合も同じです。

ただし、消費者金融によっては一部の提携ATMで手数料無料となります。

プロミス、SMBCモビットは、同一グループの三井住友銀行なら、ATMが手数料無料です。

セブン銀行ではスマートフォンで返済可能

アコム以外の大手消費者金融では、スマートフォンアプリを使って、セブン銀行ATMで借り入れできます。カードを持たずに借り入れできる便利な方法です。

この方法は、返済の際にも使えます。

QRコードの読み取りにより、ATMとスマートフォンを結び付けることで、簡単に返済ができます。

ただATMの利用手数料については、毎回必ず発生します。カードがあるならカードを使いましょう。

コンビニのマルチメディア端末で返済

コンビニにあるマルチメディア端末を使った便利な返済方法があり、プロミスとアイフルで使えます。

ファミリーマートのFamiポート、ローソン・ミニストップのLoppiを使って伝票を出力し、レジで返済することができます。ミニストップは、プロミスのみ対応。

プロミスの場合、この返済方法は手数料無料となっているので、ファミリーマートやローソンでは、ATMでなくこちらを使いましょう。

インターネット返済は便利。ただし業者による

インターネットバンキングは便利です。スマートフォンでも操作できますので、使っている人が多いでしょう。

借入れの際も振り込んでもらえるので、インターネットバンキングを使うなら、最初からローン専用カードもいらないわけです。

ATMに行かなくても、インターネットバンキングでいつでも返済が可能です。時間も問いません。

インターネット返済は、手数料が無料である点も大きなメリット。

もっともすべての業者で対応はしていません。大手でもアイフル、smbcモビットにはインターネット返済がありません。

その場合の代替返済方法は、次の振込返済となります。

振込返済は手数料が自分持ち

振込返済は、中小消費者金融を含めた、あらゆる消費者金融で受け付けています。

ただ、次の通りデメリットがあります。

営業時間中しか返済が反映されない
振込手数料が利用者持ち

もっともモアタイムシステムが稼働し、振込時間と曜日に制限がなくなったこともあり、振込みの利便性は増しています。

振込手数料については、同一銀行に振込口座がある場合など、無料のケースも増えています。

振込口座については、会員用ページにログインするか、電話で確かめてください。

完済のときには有人窓口を使うメリットがある

SMBCモビット以外の消費者金融大手には、数は多くはないものの、大都市中心に有人窓口もあります。

こちらは普段は縁がないかもしれませんが、便利なときがあります。

一括返済で完済して、そのまま解約までしたいという場合です。

住宅ローンを申し込む際など、審査に影響するカードローンの解約が必要なことがあるのです。

消費者金融の場合、千円未満の端数が残高として残っても、これには利息がつきません。

返済せずに放っておいて問題ないのですが、解約したいときには完済する必要があります。

振込等でも完済をすることはできますが、窓口だとその場で解約まで手続きしてもらえるので、一度に済みます。

まとめ

サービスが充実している消費者金融カードローンの返済方法を見ました。

手数料が掛かるかどうかをきちんと確認したうえで、やりやすい方法でどんどん返済をしていきましょう。

早く返済すればそれだけ利息負担も少なくなります。